撮影日時データ付きの東寺さんの朝焼け写真、リール動画はインスタグラムで発信中です。
インスタグラム 京の風景☆御旅庵 |
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この稿では、京都のシンボル、東寺(教王護国寺)・五重塔を背景にした朝焼け・日の出の写真を撮影日時とともに紹介します。
撮影場所は東寺南側の堀の西南角です。南北に壬生通、東西に九条通が交差する京阪国道口交差点の北東角になります。
この撮影場所から東を望むと遠くに東山三十六峰の今熊野山から泉山あたりとその先に滋賀県との県境の音羽山の峰が見えます。春分の日が過ぎたあたり、または秋分の日が近づくころ、その標高560メートルあたりの峰の上から日が昇ります。
春分の日の当日、太陽は真東から昇りますが、堀の西端から五重塔が見える位置に立ったとき、日の出の位置は正面ではなく、右手方向になります。このアングルでは、正面が真東ではないためです。地図で見ると堀が台形状になっていて、九条通側の岸がやや北東に傾いているのが分かると思います。
撮影:2021年3月20日(春分の日)6:21
堀のちょうど向こう側から日の出が見えるのは3月末となります。
撮影 2021年3月31日 6:03 (日の出時刻 5:46)
4月の最初の1週間ぐらいまでがこの堀の端の位置から日の出を見る最適な時期と言えると思います。
下の写真は2020年4月7日 5:56撮影のものです。南大門の横から日が昇っていきます。
この日の日の出時刻は5時36分。日の出時刻は地平線までビルや山など障害物がない場合の時間なので、実際に朝日が顔を出す時間とはずれがあります。また日の出の方角は、Webサイトの「日の出・日の入マップ」で確認できますが、この撮影場所では日の出時刻から約20分後に顔を出すため、その時の方角は日の出時刻のときよりやや南(写真の右側)に寄っています。
朝焼けの風景は雲の高度、色、形によって様々な表情を見せてくれるのが魅力です。
撮影 2021年4月8日 5:32 (日の出時刻 5:35)
下の写真は、2020年4月16日5:43, 歩道橋の上からの撮影です。
日の出時刻は、5時24分でしたので、日の出から19分後です。
同じ日の5時52分、日の出から28分後、地面に降りて堀の南西角からの撮影です。
南大門の屋根の上から日が昇りました。
4月の終わり、2020年4月28日 5:26、歩道橋の上から撮影。五重塔のほぼ背後から日が昇り、背景の空が濃い赤で染まりました。日の出時刻は5時10分です。
早起きがだんだん辛くなってきますが、美しい朝焼けに出会えると眠気も吹き飛びます。
撮影 2021年5月7日 5 : 06 (日の出時刻 5 : 01)
5月上旬は、歩道橋の上から日の出が拝めます。
撮影 2021年5月7日 5 : 19
日の出は、このあと、夏至に向けて写真の左方向に移動し、日の出時刻も4時台になっていきます。
御旅庵からこの撮影場所までは、徒歩11分の距離となります。
